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12/09/10

12/9(火)12/10(水) 特定秘密保護法に反対する官邸前抗議

特定秘密保護法は来たる12月10日に施行されます。一年前の法律可決から始動したSASPLは、最後まで、この法に反対し抗議することを諦めません。SASPLは12月9日、そして10日に首相官邸前抗議を主催します。

SASPLの特定秘密保護法への反対理由は、①自由、②民主主義、③立憲主義、の3点に集約されます(詳細は"why we are against S.P.L"を参照)。

 特定秘密保護法は、独立性の高いチェック機関を持たないままに行政が曖昧な秘密の範囲を指定できるなど、行政の暴走を防ぐことのできないままに私たちの「知る権利」を奪いかねないものです。また非常に重い刑罰規定やプライバシーの侵害となりかねない適正評価制度など、私たちの自由が、三権分立の効かない行政権の暴走によって著しく脅かされる可能性をはらんでいます。

 このように人々の自由・権利を奪いかねない性質のものであるにも関わらず、この法律は約68時間という非常に短い審議時間、そしてわずか15日間というパブリックコメント募集期間を経て制定され、抜本的な改正を経ないまま今日にまで至ります。こうした手続きの軽視は明確な議会制民主主義の否定であり、また適切な議論をせず、市民の声を無視した形での強行採決は民主主義の理念とも反しています。

 つまり特定秘密保護法は、情報の分野で授権法の性格を持っており、私たちの自由や権利、民主主義的なプロセスを保障する日本国憲法を著しく形骸化させ立憲主義を否定しています。それは解釈改憲による集団的自衛権の行使容認、政治的ヴィジョンとしての「改憲草案」に通底している問題であると言うことが出来ます。

 私たちは、自由で民主的な日本社会を「保守」するために、そして私たち自身を守るために最後まで声をあげ続けます。そして、日本国憲法の保障する自由や権利、民主主義は、私たち自身が行動し行使し続けることによってのみ守られるということを、私たちはこれまでの行動で体現してきたつもりです。安易な革命でもなく、ニヒリズムでもなく。私たちは主張します。

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